伊勢新聞

「熊野市展」に232点 絵画やブーケ、高校生作品も 三重

【フラワーデザインの力作を鑑賞する来場者=熊野市井戸町の市文化交流センターで】

【熊野】三重県の熊野市民の創作活動を発表する「熊野市展」が11日、同市井戸町の市文化交流センターで始まった。出品された232点が来場者を引きつけている。入場無料、13日まで。

市教育委員会と熊野文化協会の共催。市民文化祭の一環で、展示部門として開いた。熊野大花火通信俳句大会「高校生の部」の入賞句を初めて展示したほか、写真や生け花、絵画など、さまざまな作品が並ぶ。

同市二木島町の最明寺の住職、桝本幾穂さんが書いた「聖徳太子二王子像」の写仏作品や、大川奈代美さんのフラワーデザインで紫色のバレリーナブーケ、木本高美術部の絵画など、力作がそろった。

文化協会の新谷武文会長は「高齢化が進む中、高校生が絵画や俳句を出品してくれた。地域住民らの作品に加え、高校生らしいエネルギーあふれる作品もぜひ鑑賞してほしい」と話している。