火事の対応、人形劇で 亀山の井田川幼稚園、消防団女性分団が指導 三重

【ペープサートで火災発生時の対応について指導する女性分団員ら=亀山市みどり町の市立井田川幼稚園で】

【亀山】三重県の亀山市消防団女性分団(伊藤秀美分団長)は11日、同市みどり町の市立井田川幼稚園(三谷京子園長)で、園児らにペープサート(人形劇)で、火災が発生した時の対応法などを指導した。同園の消防訓練の一環。

ペープサートは、厚紙で動物の形に同じ物を2枚作り、手に持てるように木の棒で挟んだ人形で寸劇をする。

この日桑原菜穂美副分団長ら団員計8人は、3―5歳園児計36人の前で、イヌやウサギ、キツネなどの動物の人形を使い、火災が発生したら、慌てず走らず、しゃべらずに安全な所に移動する、その場に戻らないことなどを寸劇で指導した。

三谷園長は「昨年から女性分団の皆さんに来ていただき、ペープサートで火災について分かるように指導してもらっている」とし、「園児は、言葉で伝えるより、人形劇で可視化することで、より理解する」と見守っていた。