【亀山】三重県の亀山市地域社会振興会と県キャンプ協会所属の「DMOカメヤマモデル」(カメヤマテックアウトドア体験チーム)は今年9月、能登半島地震の被災地の子どもらに元気になってもらおうと、市内11小学校の児童らに「姉様しおり人形」の作成を依頼し、このほど全校から計520個が集まった。
10日は、亀山市関町木崎の市立関小学校で受け渡し式があり、同校児童らが同振興会業務課の野間秀一課長と同体験チームの田中秀明リーダーに、同人形計46個を手渡した。同校では4年生44人と担任教諭2人が、千代紙で同人形を作成。人形には、児童一人一人が「元気でいてください」「みんななかまだよ」などと書いたメッセージを添えた。
4年生の飯田昇悟さん(9つ)は「作るのは難しかったが、心を込めて作った」、高野由望さん(9つ)は「能登の子どもたちに笑顔で頑張ってほしいという願いを込めて千代紙を折った」と話していた。
田中リーダーは「皆さんの気持ちをしっかり能登に届けてきます」と感謝した。
作成した姉様人形は10月13日、石川県鳳珠郡能登町のやなぎだ植物園で開催する「みんなでエンジョイにこにこキャンプ」で渡すという。