伊勢新聞

津まつりの情景楽しんで 絵画や面など、岩田川久画廊で作品展 三重

【津まつりの風景を描いた作品が並ぶ会場=津市東丸之内の岩田川久画廊で】

【津】三重県津市東丸之内の岩田川久画廊は10日、同所で「津まつり風景展」を開いた。市内の60―80代の作家7人が津まつりを題材に制作した絵画、面、映像、写真計27点を展示した。14日まで。入場無料。

地元作家の作品を紹介し津まつりを盛り上げようと20年以上前から毎年開いている。

しゃご馬やみこしを描いた絵画、15年前の津八幡宮での奉納の映像、練りの間に一息つく郷土芸能の演者を撮影した写真などがある。

唐人踊りの面の展示では、昭和61年に面の再制作をするため当時の面から取ったという24点の石こう型も見ることができる。

同画廊の藤田昌久代表(69)は「津まつりは今はイベント化しているが昔は三世代が参加できる催しだった。いろいろな津まつりの情景を楽しんでほしい」と話した。