「井関ラジオ体操会」が20周年 毎日活動、節目祝う 津・三重

【20年の出席簿を振り返る会員=津市一志町井関で】

【津】三重県津市一志町井関で活動する「井関ラジオ体操会」が10日、活動20周年を迎えた。町内の男女11人が参加し節目を祝った。

同会は平成16年10月10日に旧一志町社会福祉協議会会長だった吉村武司さん(90)が地域に呼びかけスタートした。元日を除く毎日、午前6時半にコスモス作業所前に集まり、ラジオの放送に合わせて体操をしている。

この日は徒歩やバイクなどで会員が次々に集まり、ラジオ体操第一、第二の放送に合わせ背伸びや前屈、屈伸などを行った。終了後は赤飯と具だくさんのみそ汁を囲み節目を祝った。

20年前地域に回覧したプリントや、この20年毎日記録した出席簿などを改めて皆で眺め「よく続いた」とねぎらい合った。

発足時から妻と参加する村田幸一さん(91)は「体操とよもやま話ができる。継続は力。自分のためになる」、近くに住む飯田かをるさん(74)は「当時は体操している様子を見ながら出勤していて、退職後参加するようになった。生活のリズムができていい」と話す。

吉村さんは「寒い日も暑い日もみなそろって頑張ってもらった」とねぎらい「前はできたジャンプができなくなったり、年を取るのは仕方がない。目指せ百歳で明日からも続けたい」と話した。