【桑名】三重県警桑名署は8日、桑名市内の60代男性が、警察官を装った男らに現金150万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として調べている。
同署によると、男性の携帯電話に9月26日午前11時半ごろ、警視庁捜査第二課の警察官を名乗る男から電話があり「あなたを被疑者として捜査している」と言われた。
男性は男の紹介で、大阪府警を名乗る男らとSNS(交流サイト)で連絡を取り、ビデオ通話を通して警察手帳のようなものを見せられたり、偽の逮捕状の写真を送られたという。
その上、犯罪に関係がないことを調査する名目で現金を要求されたため、指示された口座に同日午後2時20分ごろ、150万円を振り込んだ。その後男らと連絡が取れなくなり、同署に相談して被害が発覚した。