伊勢新聞

三重県出身の森由起子氏、不出馬の方針 自民、衆院選比例東海

自民党の森由起子衆院議員(53)=比例東海=が次期衆院選に立候補しない方針を固めたことが8日、関係者への取材で分かった。党県連は後継となる三重県出身の比例単独候補を擁立する方針。

関係者によると、県連内には森氏に続投を促す声もあったが、森氏は比例名簿への登載を申請しなかったという。森氏は今年8月、男性との不適切な関係を週刊誌に報じられていた。

森氏は取材に「事務所に聞いてほしい」と述べるにとどめた。事務所の担当者は取材に「現段階での回答は控えたい。党本部や県連から正式な発表があり次第、説明したい」と話した。

森氏は前回衆院選の比例東海ブロックに自民公認で立候補。女性問題を週刊誌に報じられた宮沢博行元防衛副大臣=比例東海=の辞職に伴い、今年5月に繰り上げで初当選した。