日常の一コマ切り取る 鈴鹿、3サークル合同写真展 三重

【個性豊かな力作の数々=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市の愛宕、若松の2公民館で活動する計3つの写真サークル(いずれも蔭地敏男講師)はこのほど、同市役所市民ギャラリーで合同写真展を開き、自然や風景を中心に撮影した計38点を展示した。11日まで。

1年間の成果を発表することを目的に、ことしで8回目。50―80代の受講生計18人と蔭地講師がテーマを決めず、1人2点ずつ出品。

通過する電車に向かって、両手を挙げて手を振る子どもの後ろ姿を捉えた「電車を送る人」、2枚の写真を加工して1つの作品に仕上げた「おつかれにゃんこ」など、日常の何気ない一コマを捉えた個性豊かな力作の数々が並ぶ。

出品者の一人、同市江島本町の稲垣康彦さん(86)は「写真は思い出を記録として残しておけるのが魅力。ほかのメンバーの撮り方も勉強になる」と話していた。

一点ずつ熱心に見ていた同市庄野羽山4丁目の益田正子さん(80)は「友人の作品を見に来たが、どれもすばらしい」と話していた。