「とおり道」テーマに31点 津で水品さん1年ぶり絵画展 三重

【作品を紹介する水品さん=津市一志町の松尾表具店ギャラリー「一期一會」で】

【津】三重県津市出身の画家でモデルとしても活動する水品優さん(22)の絵画展が、同市一志町の松尾表具店ギャラリー「一期一會」で開かれている。キャンバスやパネルにアクリル絵の具で描いた近作など計31点を展示している。26日まで。日曜・祝日は休み。

水品さんは県立飯野高出身で現在は大阪と津の2拠点で活動。同所では約1年ぶりの個展となる。

今展のテーマは「とおり道」。散歩が好きだという水品さんが、花、歩道橋、クマのぬいぐるみなど目に入るものを想像しながら描いたという。新作の「もう一歩」と「雨季」の2作品は、フリルやリボンのついたファッションの女性が横断歩道を歩く足元や傘を持つ手元をクローズアップして描いている。

水品さんは「新しい技法を取り入れた作品もある。道を歩いてすてきな宝物を見つける感覚で、癒やしを感じてもらえたら」と話した。