住宅に2人遺体、無理心中か 四日市・三重

【四日市】7日午前8時20分ごろ、三重県四日市市北条町の住宅で、この家に住む職業不詳荒田あかりさん(47)と伯父の職業不詳阿部清さん(80)が亡くなっているのを、訪れた市社会福祉協議会の職員が発見した。四日市南署は死亡の経緯を調べている。

同署によると、職員は荒田さんをデイサービスに送るために訪問。荒田さんの部屋で2人の遺体を見つけた。阿部さんはロープで首をつり、荒田さんは首にビニールひもが掛かった状態であおむけに倒れていた。

荒田さんと阿部さんは2人で暮らし、阿部さんが病気で寝たきり状態だった荒田さんの身の回りの世話をしていたとみられる。

同署は9日にも司法解剖を実施して死因の特定を進める。第三者の侵入は確認されていないといい、同署は阿部さんが無理心中を図った可能性があるとみて、詳しい経緯を調べている。