伊勢新聞

透明水彩画の世界へ 玉城町で画家3人作品展 三重

【透明水彩で描いた作品を紹介する真弓さん(左)と丸山さん=玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で】

【度会郡】三重県玉城町宮古のギャラリーボナール伊勢玉城館で、水彩画家3人による作品展「透明水彩の世界へようこそ」が開かれている。観覧無料、14日まで。

出展者は津市の真弓俊郎さん(76)、四日市市の丸山靖弘さん(68)、長野県の森重樹さん(72)。同館の前田珠男館長が透明水彩の魅力を伝えようと、親交のある3人に依頼し、計46点を展示した。

透明水彩の優しい色合いと余白を残す計算された画面が特徴の真弓さんは、身近な花と風景を描いた。丸山さんは魅力に感じる漁港をテーマに、繊細に表現した鳥羽の海の景色を並べた。森さんはスペインの風景を色鮮やかに描いている。

真弓さんは「風景も花も身近に美しいところを見つけ、再現できる魅力を味わってほしい」、丸山さんは「三重の海の景色の美しさを見てもらえたらうれしい」と話していた。