神具職人西口さん銀賞 全国青年技能技術大会、伊勢市長に受賞報告 三重

【鈴木市長に全国大会での銀賞受賞を報告した西口さん(右)=伊勢市役所で】

【伊勢】若手の大工や職人が技術を競う「全建総連全国青年技能技術大会」で、三重県玉城町原の「西口神具店」の神具職人西口真太郎さん(25)=県建設労働組合伊勢支部所属=が、銀賞を受賞した。

大会は9月に愛媛県で開催され、全国の代表51人が出場。6時間の制限時間内に、課題である高さ60センチの木製踏み台を製作し、作品の精巧さを競った。原寸大の図面を製作して木材を加工し、くぎを使わず木材だけで正確に組立てる内容で、高い技術が必要になる。

西口さんは、8月にあった県予選を経て、3年連続で全国大会に出場。一昨年の銅賞(4位)を上回る、銀賞(3位)を手にした。

このほど、伊勢市役所で鈴木健一市長に受賞を報告。西口さんは「最初は緊張したが、後半は落ち着いて、きれいに仕上げることができた」と振り返り、「ものづくりは楽しい。来年はトップの金メダルを目指したい」と意欲を語った。