【亀山】三重県の亀山市は7日、県農業共済組合(津市上浜町・河上敢二組合長理事)と「災害時の協力に関する協定」を締結した。
市役所で締結式があり、櫻井義之市長と同組合の和田隆専務理事が協定書に押印した。
同協定は、全国47都道府県に設立している共済組合の中で、三重県の組合が初めて令和6年度から、県内の自治体と協定を締結。これまで、桑名や四日市市のほか、多気や紀北町など8市町で締結している。本年度中に、県内29市町全ての自治体と協定を結ぶ予定という。
和田専務理事(63)は「災害発生時に、組合職員が被害を受けた現地に出向き、被害状況の調査や農業従事者と聞き取りをするなどの情報を市に提供することで、農業従事者への迅速な対応に協力する」と話した。
櫻井市長は「近年、地震や豪雨など自然災害が全国各地で発生している中、本市としてもあらゆる状況を想定し、共済組合のネットワークを活用できることは心強い」とし、「平時から共済組合との連携を強化し、災害に備えたい」と語った。