皇學館大、確実に加点し完全優勝 敗れた四日市大は準V 三重学生野球秋季リーグ

【皇學館大―四日市大 七回表皇學館大の8番小林が右中間を破る三塁打で出塁。主将が追加点の口火を切る=安濃球場で】

(第5週・安濃球場)

三重学生野球リーグの秋季リーグ戦(伊勢新聞社後援)は6日、近大高専―鈴鹿大、四日市大―皇學館大の各2回戦があり、鈴鹿大、皇學館大が2連勝した。

開幕から連勝を続けてきた皇學館大は、ともに優勝の可能性があった四日市大からも勝ち点を挙げ、通算成績8勝0敗の勝ち点4で、ほかの4校から勝ち点を奪う完全優勝で12季連続14回目のリーグ制覇を果たした。無敗での優勝は昨年春以来2度目。

皇學館大は二回2死から8番小林亮太(4年・清水桜が丘)の左前打から好機を広げ1点先制。その後も好機を確実に生かし加点した。先発右腕佐野瑠勇(4年・神戸)は九回に四日市大2番西村友貴(3年・久居)に左越えソロ本塁打を浴びた以外は失点を許さず、バックも無失策で支えた。

鈴鹿大は4―5位争いをしていた近大高専を6―1で退け、2連勝で初の勝ち点1を挙げるとともに今季4位が確定。チーム15安打と打撃が振るい、投げては4投手の継投で近大高専を4安打1得点に抑えた。

皇學館大に敗れた四日市大の準優勝も決まった。勝ち点は2のままだが、通算成績は5勝2敗で、13日午前10時から四日市市霞ケ浦第3球場で予定されている近大高専戦に敗れても、皇學館大以外の3校に順位を上回られることはない。

優勝の皇學館大と準優勝の四日市大は25―27日、ダイムスタジアム伊勢で開催の東海地区大学秋季選手権に進み、岐阜、静岡の代表校と明治神宮大会代表決定戦(兼東海地区・北陸・愛知三連盟王座決定戦)の出場枠1を争う。四日市大は25日に静岡2位校―岐阜2位校の勝者と、皇學館大は26日に岐阜1位校との対戦が決まっている。