神戸高放送部が一日限定カフェ 日本茶と手作りスイーツ 鈴鹿の店舗借り

【急須でお茶を提供する部員(左)=鈴鹿市神戸2丁目の和カフェ埜菴で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市神戸4丁目の県立神戸高校放送部(澤井汐莉部長)は6日、同市神戸2丁目の和カフェ埜菴で、お茶と和をコンセプトにした一日限定カフェ「お茶日和」を開き、伊勢茶の飲み比べなど、部員らが企画した2種類のメニューを提供した。

より多くの人にお茶の楽しみ方を知ってもらうのが狙い。3回目の開催で、同店では初めて。

この日は1、2年生の部員7人が、定休日の同店を借りて実施。デザート作りから接客まで、全て自分たちで取り組んだ。

茶葉は深蒸し煎茶やほうじ茶、和紅茶など県産の5種類を用意。

そのうち、3種類を選ぶ飲み比べと、1種類を選ぶ2つのメニューがあり、いずれも7時間かけて作ったかぶせ茶パウンドケーキなど、4種類のスイーツから1種類を選んだセットで提供した。

約70人が来店。部員らは急須を使い、70度のお湯を使って1分間蒸らす基本の入れ方で、注文客にお茶を入れた。

初めて企画を担当したという1年の新名瑳佑介副部長(16)は「大変だったが貴重な体験ができた。お客さんに『おいしかった』と喜んでもらえてやりがいを感じた」と話した。