高虎命日に寒松院清掃 「藤堂藩をしのぶ会」が津で

【高虎公の墓石や周辺を清掃する会員ら=津市寿町の寒松院で】

【津】三重県津市の有志で作る「藤堂藩をしのぶ会」(駒田真美子会長、会員55人)は津藩祖藤堂高虎の命日の5日、津藩の菩提(ぼだい)寺の寒松院(寿町)で清掃を実施し、子どもから大人まで約30人が参加した。

同会は藤堂藩の歴史を後世に伝え津市の発展に寄与する目的で令和元年に発足。研修会などのほか月命日の毎月5日に墓地の清掃を続けている。

75回目の清掃となるこの日は津クイーンの女性2人も参加して会員と共に墓石を拭いたり花を供えたりし、参加者全員で手を合わせた。清掃後には高虎公にふんした会員を交えた寸劇があり、12、13日に開催する津まつりへの来場を呼びかけた。

駒田会長(52)=同市海岸町=は「私たちの世代が今つながなければ続いていかない。歴史を重んじた町づくりを引き継いでいきたい」と話した。