
【亀山】三重県亀山市地域社会振興会は5日、同市安坂山町の石水渓キャンプ場施設で、「第15回石水渓まつり」を開催し、市内外から多くの家族連れらでにぎわった。
石水渓は、1年間を通じてハイキング、夏はキャンプや川遊び、秋は紅葉の名所として多くの人が訪れる、市内唯一の景勝地。
祭り会場では、亀山の市民団体「みつまたを愛する会」と伊勢和紙を製造、販売する「大豊和紙工業」(伊勢市)の協力で、手すき和紙体験があった。子ども対象のマスのつかみ取りでは、子どもらが池に放されたマスを追いかけ、手でつかみ取った。

また、亀山みそ焼きうどんや地元の和菓子「ののぼり最中」、もち米の新米などの販売もあった。
紙すき体験をした櫻井心乃さん(6つ)=同市川合町=は「うまくできた。思い出に残しておく」、マスつかみを楽しんだ子どもらは「泳いでいるマスをつかむのが難しかった」、「2匹つかまえた」と話していた。
同まつり実行委員会の酒井達雄会長は「秋の気配を感じながら、多くの人に祭りを楽しんでもらえた」と会場内を見回っていた。