氏子ら300人、みこし行列 菰野町・廣幡神社の秋祭り

【みこしを引いて町内を練り歩く氏子ら=菰野町菰野で】

【三重郡】三重県菰野町菰野の廣幡神社(横山昌浩宮司)の秋祭りが4―6日の3日間、町内で営まれている。江戸時代から続く伝統の祭り。初日は氏子らによるみこし行列が繰り広げられ、神社から「庄部お旅所」(同町菰野)までの約5キロを練り歩いた。

この日は不安定な天気で、みこしに透明なビニールがかけられた。出発する頃には雨も上がり、氏子や白装束に烏帽子(えぼし)をかぶった菰野小学校の児童ら約300人が行列をつくった。その中には、諸岡高幸町長の姿もあった。

途中で雨がパラついたものの、無事にお旅所まで到着し、氏子総代長の市川吉康さん(84)は「雨を心配していたけど傘いらずで、神様のおかげです」と感謝していた。5日は、お旅所で神事があった。

最終日の6日にお旅所である大祭では、菰野小の女児が舞を奉納する。午後からの余興で、絵本の読み聞かせライブや和太鼓の演奏などもあり、飲食物や雑貨を販売するマルシェも開催される。