伊勢新聞

世界の恒久平和願う 亀山で戦没者追悼式 三重

【式辞を述べる櫻井市長=亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで】

【亀山】三重県の亀山市と市遺族会(河村友信会長)は4日、同市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで、「令和6年度亀山市戦没者追悼式」を執り行い、櫻井義之市長や同会員、関係者ら計80人が参列した。

櫻井市長は式辞で「戦後79年が過ぎ、この平和と繁栄は、祖国を思い家族や愛する人々を案じつつ、遠く戦場の地で帰らぬ人となられた戦没者諸兄の尊い犠牲の上にあり得たことを、決して忘れることはできない」と述べ、「ここに改めて、世界の恒久平和と人類の繁栄に貢献することを固く誓う」と語った。

遺族会を代表して河村会長(84)は「わたしたちは、戦没者の尊い命のおかげで今日があることを再認識し、次代の人に語り伝えていくことが使命であると痛感している」とし、「ご英霊の皆さまに心から感謝と哀悼の誠を捧げ、平和への決意を新たにいたします」と追悼の言葉を述べた。

櫻井市長と河村会長、会員らは順次、祭壇の戦没者之碑に献花した。