「後払い決済」不正利用疑い 三重県警など、男4人を再逮捕

他人の後払い決済サービスを不正に利用したとして、三重県警と福岡県警は3日、電子計算機使用詐欺の疑いで、名古屋市南区中割町2丁目、無職森本大稀容疑者(27)ら男4人を再逮捕した。

他に再逮捕されたのは、大稀容疑者の弟で住所不定、会社役員森本凱大容疑者(24)、福岡市博多区板付4丁目、無職金子蘭斗容疑者(24)、同市博多区東雲町3丁目、会社員平田怜容疑者(25)。

逮捕容疑は昨年4月―今年1月、名古屋市や福岡市などで、四日市市の男子大学生ら5人の後払い決済サービスを不正に利用してスマートフォン計11台を購入。計約158万円の支払いを免れた疑い。県警は4人の認否を明らかにしていない。

県警サイバー犯罪対策課によると、森本兄弟が指示役となり、別の男らが学生などから決済サービスのアカウントを集めていたとみられる。県警は関わったとされる別の男4人から、電子計算機使用詐欺ほう助容疑で任意で話を聞いている。

学生は「アカウントを登録したらお金を渡す」などと言われ、決済サービスでの支払いに必要な認証コードなどを伝えたという。購入したスマホ代金の支払いを求められ、県警に相談していた。

森本容疑者らは同様に決済サービスを不正利用したとして、先月12日に逮捕されていた。県内や福岡県の大学生など約百人から決済サービスのアカウントを集め、購入した1000台ほどのスマホを転売して約1億円を得ていたとみられ、県警は詳しく調べている。