伊勢新聞

ウクライナの傷病者支援 三重県内20作家の作品、津で展示販売

【チャリティー作品が並ぶ会場=津市東丸之内の松菱6階で】

【津】ロシアによるウクライナ侵攻により手足を失った傷病者を支援するチャリティー作品展が、三重県津市東丸之内の松菱6階美術画廊で開かれている。趣旨に賛同する県内の20―80代の作家20人の絵画や工芸計62点を展示販売している。7日まで。

県内の医療機関でウクライナ人傷病者の義肢を作成し社会復帰を支援するNPO法人「SunPanSa(サンパンサ)」の活動の一助にと、津市の画家、伊藤清和さん(73)が発起人となり作家仲間らに呼びかけており昨年に続き2回目。

色とりどりの花の水彩画、ネコを描いた日本画、バラやチョウを題材にした独創的な伊勢型紙、万古焼の器など多様な作品が並ぶ。

伊藤さんによると現在県内で4人の傷病者が治療やリハビリに取り組んでいるといい「美術に携わるものとしてやれることを考えたい」と話した。