赤い羽根共同募金に協力を 知事と園児ら、津新町駅で呼びかけ 三重

【園児と共に赤い羽根共同募金への協力を呼びかける(後列左から)一見知事、前葉市長、小笠原会長ら=近鉄津新町駅前で】

【津】令和6年度の「赤い羽根共同募金運動」が1日、全国で始まった。三重県共同募金会は初日に合わせ近鉄津新町駅前で街頭啓発を実施し、関係者ら約30人が協力を呼びかけた。令和7年3月31日まで。

小笠原まき子会長、一見勝之知事、前葉泰幸市長らのほか、同駅近くの私立清泉愛育園の年長児18人が協力した。

運動に先立ち小笠原会長は「県内の社会福祉に役立てるため温かいご支援、ご協力をお願いします」とあいさつし、武見敬三厚労大臣の「わが国は社会構造の変化や福祉ニーズの多様化に直面し、地域共生社会の実現が求められる。赤い羽根共同募金運動が力強く展開され多くの方々の支えとなることを願う」とするメッセージを一見知事に伝達した。

小笠原会長らは午前8時前から約30分、園児と共に募金箱を手に「共同募金お願いします」と呼びかけた。駅利用客は足を止めて次々に募金し、赤い羽根を受け取った。

同募金は今年78回目。県内の募金額は平成9年の約4億2800万円をピークに減少傾向で昨年度の実績は約2億8280万円。本年度の目標額は2億8340万円で、地域福祉や災害時の活動支援に充てられる。