7小学校に「カプラ」贈る 松阪の竹輝銅庵・竹本氏、隠岐の島訪問 三重

【竹本氏(中央)からカプラを受け取った小学校長ら=隠岐の島町役場で】

【松阪】コンピューターソフト開発販売「情報システム・J・T」(三重県松阪市駅部田町)の竹本博志社長は9月30日、島根県隠岐の島町を訪れ、島内全7小学校へ知育玩具の積み木「カプラ」を寄贈した。竹本氏は「駅鈴で結ぶ松阪市・浜田市・隠岐の島町友好の会」の顧問を務めている。

松坂城主が転封され島根県の浜田藩主となり、後の同藩主が本居宣長に源氏物語を講釈してもらったお礼に駅鈴を贈った縁で平成28年、「駅鈴で結ぶ松阪市・浜田市 観光・文化交流協定」を結んでいる。返礼の駅鈴は同町に伝わる駅鈴が原型で、松阪駅前のモニュメントになっている。

竹本氏はまちかど博物館兼喫茶店「竹輝銅庵」を運営し、小学校などへの寄付活動を続けている。2年前には同町の全小学校7校へタッチペンで指すと国名や首都、人口を発声する地球儀をプレゼントした。今回寄贈したカプラは同じ大きさの木片が詰まり、工夫して積み上げ形を作る。

同町役場で贈呈式があり、竹本氏は校長7人にそれぞれ2セットを渡し、「みんなで仲良く遊び、思考力を高め、元気いっぱい健やかに育ってほしい」と呼びかけた。