交通事故被害の助けに 津の7中学バスケ部が募金 三重

【集めた募金を生徒から受け取る山路次長(左端)=津市本町の伊勢新聞社で】

【津】三重県津市上弁財町の市立橋南中バスケットボール部員らがこのほど、同市本町の伊勢新聞社を訪れ、8月2日に市内5駅で呼びかけ集めた募金など計17万1303円を同社に寄託した。募金は30日に同社を通じて公益財団法人交通遺児等育成基金に贈られた。

市内国公私立中のバスケットボール大会「第18回TSU・ANOTSUカップ」に合わせた地域貢献活動。津市出身でパラ陸上選手の前川楓さんが部員だった在学中に事故に遭ったことをきっかけに交通災害募金を呼びかけている。

募金には橋南▽橋北▽西橋内▽西郊▽南郊▽久居東▽久居西―の7校約90人が参加し、9月に行われた同大会会場での呼びかけや大会Tシャツの売り上げと合わせた。

男女キャプテンの坂本怜祐さん(14)と相賀咲良さん(14)、女子副キャプテンの濱地花華さん(14)、1年男子の北浦一さん(12)が顧問と共に来社し「交通事故に遭われた人の少しでも助けになれば」とずしりと重い硬貨の袋を手渡した。

募金を受け取った山路友裕販売部次長は「苦労して集めていただいたお金は必要とされている方に責任を持って届けさせていただきます」と述べた。