給食用粉末飲料を寄贈 AGF鈴鹿が市教委に 10月1日は「コーヒーの日」 三重

【廣田教育長に目録を手渡す富樫社長(左)=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市南玉垣町のAGF鈴鹿(富樫政昭社長)は30日、鈴鹿市教育委員会に学校給食用食材として同社で製造するコーヒー粉末1・2キロと紅茶粉末4・5キロ、3種類入りの粉末飲料5千セットを寄贈した。

同社は地域振興の一環として、平成23年から市に学校給食用食材を提供するほか、中学生の職場体験受け入れなどに協力している。

今回寄贈したコーヒー粉末は10月1日の「コーヒーの日」に合わせて中学生ら約5500人、紅茶粉末は11月1日の「紅茶の日」に合わせて、園児や小中学生ら約1万6300人が、それぞれの粉末を利用した献立を食べる。

水筒などに入れ、水に溶かして作る粉末飲料は、中学生を対象に各校で配布する。

同日、同市役所で寄贈式があり、味の素AGF名古屋支社の茂木隆司支社長は「地元の企業で製造している製品を子どもたちに知ってもらうとともに、環境に配慮した商品づくりにも取り組んでいること知ってもらいたい」とあいさつ。

富樫社長は廣田隆延教育長に、目録などを手渡した。

目録を受け取った廣田教育長は「今回の取り組みを通して、子どもたちが地域の企業を知り、地域への愛着を持ち、将来地域社会で活躍してくれることを期待している」と謝辞を述べた。