第77回秋季東海地区高校野球三重県大会は29日、ドリームオーシャンスタジアム(県営松阪球場)で決勝が行われ、海星が菰野を1―0で下して8年ぶり14回目の優勝を決めた。決勝に先立ち行われた3位決定戦は、宇治山田商が津田学園を3―0で退けた。
優勝の海星と2位の菰野、3位の宇治山田商の3校は、試合結果が第97回選抜高校野球大会(来年3月・甲子園球場)出場校選考の重要な資料となる東海大会(10月19日開幕・静岡県)に進出する。組み合わせ抽選会は10月8日に開かれる。
海星は1年生左腕加藤楓太が菰野打線を3安打完封すると、四回、左中間を破る二塁打で出塁した3番川﨑迅翔を5番森田大喜の右犠飛で返して挙げた1点を守り切った。菰野は2年生左腕栄田人逢が1失点完投したが打線が主戦を援護できなかった。
3位決定戦も宇治山田商・長谷川佑慈、津田学園・桑山晄太朗の両2年生左腕が好投で接戦となる中、0―0で迎えた四回にスクイズで2点を奪って均衡を破った宇治山田商が八回にも1点を加えて逃げ切った。
1点もぎ取り守り抜けた
海星・森下晃理監督 1点をもぎ取り、なんとか守り抜くことができた。(東海大会では)県代表として、恥じない試合をしたい。
東海大会でも優勝を
海星・水谷宗太主将 苦しい練習を乗り越えてきた。本当にうれしい。東海大会でも優勝を目指し、もっと強い「海星」で臨みたい。
思い切った采配必要だった
菰野・森田亮太監督 0―1なので監督の責任。思い切った采配が必要だった。1点差を守り切った相手が素晴らしかった。