【四日市】三重県四日市市諏訪栄町の近鉄百貨店四日市店で、県内の食や工芸品を集めた「みえアツマル物産展in近鉄四日市」が28、29日の2日間にわたって開かれた。
それぞれの地域の魅力をアピールして、小規模事業者の新たな需要の開拓につなげようと、県商工会連合会が昨年に続いて開いた。北はいなべ市から南は紀宝町まで37店が軒を連ね、いなべ市の「洋食屋SAKURA」の人参サラダや、伊賀市の「つばや菓子舗」の猿蓑もなか、紀宝町の「kokoro食堂」のあまごコンフィなど、各地の自慢の品が並んだ。
四日市農芸高校(四日市市)と明野高校(伊勢市)が一緒に出店し、生徒が売り場に立って接客していた。四日市農芸の生徒は、同校で育てた鶏が産んだ卵を使って焼いたクッキーやカップケーキを買い物客にPR。明野も、生徒が育てた豚の肉「伊勢あかりのぽーく」を使って商品化したメンチカツまんやソーセージを販売していた。
大紀町の「きのわ木工堂」のヒノキのまな板や、志摩市の「美志摩加工」の伊勢志摩産あこや真珠と組みひもで作ったブレスレットなども並び、会場はグルメや雑貨を買い求める人でにぎわっていた。