伊勢新聞

6部門355点見応えある作品 四日市市美術展始まる 三重

【彫刻作品が並ぶコーナー=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県の四日市市は28日、同市安島の市文化会館で、市民の芸術活動推進を図る「令和6年度・第51回四日市市美術展覧会」を開いた。日本画、洋画、彫刻、工芸、書道、写真6部門の応募作品342点と高校生の優秀写真作品13点を展示している。10月6日まで。30日は休み。

各部門の市長賞、市議会議長賞、教育委員会賞、岡田文化財団賞、市文化協会賞、シー・ティー・ワイ賞、奨励賞、クスノキ賞に選ばれた作品をはじめ、いずれも見応えのある作品が展示棟全館と第四ホールに並んでいる。28、29両日は洋画・日本画の子ども向けワークショップが開かれ、親子連れらでにぎわった。

来館者らは、会場入口で手渡された「来場者が選ぶ作品賞」の投票用紙を手に熱心に鑑賞して回り、各部門の一番気に入った作品の番号を記していた。同賞の投票期間は3日まで。部門ごとに最多得票した作品が受賞する。結果は四日に会場で発表する。同展担当者は「例年に増して充実した作品が多いと感じる」と話していた。