三重県の名古屋税関四日市税関支署は27日、関税法違反の疑いで、パキスタン国籍で大阪市此花区、無職アフマッド・ワカール容疑者(36)を津地検に告発した。
告発容疑は6月4日、氏名不詳者と共謀し、アメリカから乾燥大麻888・4グラム(末端価格450万円相当)を密輸しようとした疑い。同署は認否を明らかにしていない。
同署によると、乾燥大麻は四つに分けて菓子の箱に入れられ、食料品とともに空輸された段ボールに入っていた。宛先は鳥羽市内で、羽田空港に届いた後に名古屋税関の職員が発見した。
同署はアフマッド容疑者が大麻を営利目的で組織的に密輸しようとしていたとみて、詳しく調べている。