【四日市】建設資材販売業「林建材」(三重県鈴鹿市飯野寺家町、林健一郎社長)と百五銀行は、同行の「百五SDGs私募債(寄付型)」を活用し、四日市商業高校(四日市市尾平町)に充電式ファン2台を贈った。加えて同社が独自に、充電式の保冷温庫2台と急速充電器やバッテリーも寄贈した。
地域貢献の一環で、四日市商業高校は先代社長の故林武臣(たけおみ)氏の母校であり、グループ会社を含め同校出身の社員が5人勤務していることから、創業55周年の節目に合わせ寄贈を決めた。
26日に同校であった寄贈式では、林建材の前野幸則取締役管理部長が奥田隆行校長に目録を手渡した。
寄贈品は同校を卒業した社員らが「部活動が盛んな学校にふさわしい品物を」と選び、卒業生の大道祐紀さん(27)と佐藤里緒七(りおな)さん(18)の2人が、ソフトボール部の部員に直接渡した。
同部OGでもある佐藤さんが「部室にはエアコンがないので、これで(ファン)で涼んでください」と声をかけると、キャプテンの江川莉子さん(17)は「部室は暑くて着替えるのも一苦労なので、助かります」と礼を述べた。
保冷温庫は、運動部が練習試合に出かける際などに活用していくという。