皇學館高生ら茶会で国際交流 豪州姉妹校留学生と

【豪州姉妹校の留学生や教員を茶でもてなす生徒ら=伊勢市の皇學館高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の皇學館高校の生徒らが25日、オーストラリア・メルボルンの姉妹校「ローズヒル セカンダリー カレッジ」からの短期留学生と、お茶会を通して交流した。

両校は姉妹校提携し、語学研修のため、2002年から互いに生徒を受け入れ、交流を続けている。今回はローズヒル校の15―18歳の10人が、21日から1週間の日程で来校。生徒宅にホームステイしながら通学し、学校生活を体験したり、語学や日本文化を学ぶ。

お茶会体験では、茶道部の生徒4人が、留学生らをおもてなし。菓子の食べ方や茶の作法などを英語で説明し、お点前を披露した。留学生らは慣れない正座に苦戦しながら、茶を味わっていた。体験した留学生は「日本のティーセレモニーは、とてもおもしろくて勉強になった。抹茶は伝統的な味わいだった」と話した。

茶道部の3年生岡本兼成さん(18)は「細かい作法や所作の意味を英語で伝えるのは難しかった。積極的に話して交流を深めたい」と話していた。