伊勢新聞

喫煙「中高生の増加が顕著」 三重県防止協議会で報告 年齢確認も課題

【「第10回県20歳未満喫煙防止協議会」であいさつする福田理事長(左から2人目)=津市羽所町のアスト津で】

【津】「第10回県20歳未満喫煙防止協議会」が26日、三重県津市羽所町のアスト津であった。県たばこ販売協同組合、県警、県など構成10団体などから11人が出席した。

互いに情報を共有し社会全体で20歳未満の喫煙を防ごうと同組合が関係団体に呼びかけ年1回実施している。

会では構成団体の担当者がこの1年の現状や活動を報告。県警は過去5年の上半期の統計を基に、非行少年・不良行為少年共コロナ禍前以上の水準だとして「喫煙、深夜はいかいが特に増えている。学識別では中高生の増加が顕著」などと報告した。

日本フランチャイズチェーン協会は20歳未満者への酒類・たばこ販売防止を最重点課題に取り組んでいるとし「購入時の年齢確認でトラブルになる件数は全国で多い。免許証の提示を義務にしてはという声もある」と述べた。

同組合の福田和義理事長は「関係機関が一体となってたばこを販売する者の責任として20歳未満の喫煙防止に取り組んでいきたい」と述べた。