【鈴鹿】三重河川国道事務所による国道23号鈴鹿四日市道路の都市計画事業承認説明会が25日夜、鈴鹿市鈴鹿ハイツの鈴鹿地域職業訓練センターであり、地元の地権者など約90人が、事業概要などについて説明を聞いた。
鈴鹿四日市道路(四日市市釆女町―鈴鹿市稲生町、延長7・5キロ)は、北勢バイパスと中勢バイパスを接続する。
道路整備により、北勢・中勢地域の幹線道路をダブルネットワーク化し、四日市港への物流を支援するとともに、大規模災害時のリダンダンシーの確保に寄与する効果を見込む。
平成2年に都市計画決定、令和2年に事業化され、今年7月に事業承認の告示がされた。
今回事業承認対象となった区間は、鈴鹿市野辺町から稲生町の一部中勢バイパスを含む計4・68キロ。
説明会では、同事務所職員が「今回の事業承認区間の本線は高架構造の橋で、将来的には4車線を計画している」「現地の用地測量や物件調査に本年度から着手する」など、概要や今後の実施手順などについて説明した。
質疑応答もあり、工事着工や完成時期についての質問には「明確に決まったものはないが、現地での用地調査に数年はかかるだろう」との見通しを示した。