伊勢新聞

鈴鹿市が職員2人派遣へ 能登地震 市長が激励

【末松市長から激励を受ける(右から)川端さんと大山さん=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は10月、能登半島地震で被災した石川県の能登町と金沢市に職員計2人を派遣する。期間はいずれも令和7年の3月31日まで。

県を通じて職員派遣の要請があった。

1日から能登町に派遣されるのは総務部資産税課の大山隆弘さん(41)。7日から金沢市に派遣されるのは上下水道局下水道工務課の川端都希さん(23)。

大山さんは市が5月から派遣している前任者との交代で、罹災(りさい)証明の発行業務などに携わる。

川端さんは今年1月にも1週間、同県能美市で下水道管の被害状況を調査している。今回は下水道復旧工事の設計や発注、施工管理業務などにあたる。

26日、同市役所で2人と面会した末松則子市長は「先日の大雨も重なり大変な状況が続くが、それぞれの経験や知識を生かし、被災地のみなさんに寄り添いながら、一日も早い復旧に向けて頑張ってほしい。体調管理にも気をつけて」と激励した。

大山さんは「日常生活を少しずつでも取り戻していくために協力できれば」、川端さんは「微力ではあるが一日も早い復旧の手伝いができれば」とそれぞれ意気込みを語った。