三重県は24日、伊勢市本町の飲食店「料理居酒屋いっしん」で食事をした37歳から66歳までの男女8人が下痢などの症状を訴えたと発表した。県は同店で提供された食事が原因の食中毒と断定。同日付で営業禁止処分にした。
県によると、8人は13日、会社の同僚ら15人で同店を利用した。15日から18日にかけて腹痛や発熱などを発症。うち1人が入院したが、全員が快方に向かっている。当日はささ身のみそ和えや鶏の唐揚げなどが提供された。
8人が勤務する伊勢市内の事業者が17日、伊勢保健所に連絡したことをきっかけに発覚。患者や従業員への便検査でカンピロバクター・ジュジュニが検出された。保健所は衛生管理の改善が確認でき次第、同店の営業再開を認める。