岐阜で伊勢音頭披露へ 鈴鹿の協議会、「民謡・民舞の祭典」向け意気込み 三重

【10月20日の「民謡・民舞の祭典」をPRする西尾会長(右)と前川副会長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市に拠点を置く全国伊勢音頭連絡協議会(西尾峯一会長)は、10月20日に岐阜県高山市の高山市民文化会館で開催する「民謡・民舞の祭典」に出演する。24日、鈴鹿市役所を訪問し、末松則子市長に意気込みなどを語った。

同祭典は10月14日―11月24日に岐阜県内で開催する「第39回国民文化祭、第24回全国障害者芸術・文化祭」の一環で、全国文化交流事業として、文化庁が決定した約25団体が各地の民謡や民舞を披露する。

当日は、同協議会に所属する県内10団体の選抜メンバー25、6人が出場するという。

来庁した西尾会長=同市江島台1丁目=は岐阜県実行委員会からの内定通知書を持参し、「伊勢市の音頭と思われる人も多いが、北勢地域でも昔から歌われていた。伊勢の国の音頭」と説明し、「来年から式年遷宮の行事も始まるので三重の観光が注目されている。伊勢音頭を通じて関心を深めてもらえれば」と話した。

また、前川和紀副会長=伊勢市一之木=は「子どものころから慣れ親しんだ伊勢音頭を全国の人に見てもらえることを楽しみにしている」と意気込みを語った。

末松市長は「伊勢音頭をみなさんに聞いてもらい、来年からの式年遷宮に向けての一歩となれば」と激励した。