男女共同参画「高まり」 鈴鹿市に審議会が提言書 三重

【提言書を手にする藤原会長(右)と末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市男女共同参画審議会(会長・藤原芳朗鈴鹿医療科学大教授)は24日、同市役所で、令和2―5年の第二次後期同市男女共同参画基本計画の進捗状況評価を総括する提言書を市に提出した。

藤原会長は提言内容を踏まえ、「男女共同参画意識の普及度は、明らかに市民の中に高まりがみられた」と評価する一方、「市が主催する各種審議会で極端に女性が多かったり、少なかったりバランスが良くない部分がある」と指摘。

併せて「外国人市民の割合が総人口の約5%を占める鈴鹿市は、今後ダイバーシティを進める上で、肌の色や年齢、性別を超えて共生できる社会をつくっていかねばならない」と述べ、提言書を末松則子市長に手渡した。

提言書を受け取った末松市長は「市の男女共同参画推進会議へ報告し、各所属の施策へと展開させ、第三次基本計画に基づく男女共同参画の推進に生かしていく」と答えた。

同審議会委員は学識経験者、企業関係者、自治会関係者など8人で構成する。

審議会は6月から2回開催。男女共同参画に関わる全庁的な取り組みの65事業について評価し、意見をまとめた。