村田と中山の継投奏功 三重大、投打で粘り勝ち 三重学生野球秋季リーグ戦

今春4位の三重大が、投打で粘って同3位の鈴鹿大を11―8で退け、待望の勝ち点1を挙げた。先発した3年生右腕村田が5回まで3安打無失点の好投を見せると打線も7安打7得点。6回以降、守備の乱れもつかれてここ最近中位争いをする鈴鹿大から猛反撃を受けたが、村田がマウンドを退いた後も継投で逆転を許さなかった。

7回途中からは1年生右腕中山が最後まで投げきった。無死一、二塁のピンチで継投し、鈴鹿大3番西川に右前適時打を打たれた後は二ゴロ併殺打、三振で逃げ切った。高田高時代最速150キロを記録した直球を軸に開幕戦から救援登板が続くルーキーは「バックに助けられた」と謙遜するが、河合主将は「(継投は)いい形ができてきた」と喜んだ。