ヴィアティン三重「4強以上」に挑戦 バレー女子・新生Vリーグ、開幕前に会見

【2024―25女子Vリーグ開幕前記者会見に臨んだヴィアティン三重の選手ら(ヴィアティン三重提供)】

10月から新たに始まる、バレーボールの女子Vリーグに参戦するヴィアティン三重が21日、開幕前の会見を開いた。3部構成で行われてきた従来のVリーグで昨シーズン3部最下位と苦戦した。スローガン「Challenger~挑・跳・超~」の下、新リーグで好スタートを切る。

バレーボールの国内リーグは昨季まで行われたVリーグから、将来のプロ化を目指すトップリーグ「SVリーグ」が分社化した。地域共生を重視する新生Vリーグは、SVリーグの下部の位置づけでヴィアティン三重など11チームが参加して10月19日に開幕する。

運営会社、ヴィアティン三重ファミリークラブの椎葉誠常務取締役は「新しく変わっていくVリーグにしっかりと臨める体制を作ってきた。クラブとしての投資を単なる補強に頼るのではなく今後のヴィアティン三重の財産となるようにと願い強化策を練った」。

具体的には男子SVリーグ・ウルフドッグス名古屋による技術指導、新設のプレイヤーデベロップメントマネージャー(PDM)に就任した元女子日本代表大山加奈氏のメンタルサポートなどを挙げた。

西田誠監督は今季の目標に「ベスト4以上」「ホームゲームでの勝利」を掲げた。津市出身の浅川希主将は「やってきたことが少しずつ実を結んでいる実感がある」と手応えを語り、会見後、小学4年生以下を対象としたバレーボール教室で地元の約70人の児童らと笑顔で交流を深めていた。