菰野、宇治山田商などベスト8 秋季東海地区高校野球三重大会

【菰野―津西 四回表1死一塁から菰野一走中川が二盗成功=津球場で】

選抜高校野球大会(来年3月・甲子園球場)につながる第77回秋季東海地区高校野球三重県大会は21日、津球場公園内球場など3会場で2回戦8試合が行われ、今年夏の県大会優勝校で全国高校選手権に出場した菰野、今年春の選抜野球大会に出場した宇治山田商などがベスト8入りした。

津球場とドリームオーシャンスタジアム(県営松阪球場)で22日に行われる準々決勝の顔合わせは津球場が①津商―海星②菰野―白山、松阪球場が①宇治山田商―いなべ総合②昴学園―津田学園に決まった。第1試合は午前10時開始予定。

菰野は津西を13―1の七回コールドで下した。先発の主戦左腕栄田人逢は4回途中無安打無失点の好投。打線も15安打9打点の猛攻で投手陣を援護した

宇治山田商は近大高専に9―6の九回サヨナラ勝ち。6―6の九回2死二、三塁で9番河合春音が大会第1号となる右越えサヨナラ3点本塁打を放った。

津商は木本を4―0で退けた。初回に四死球で好機を作り4番舘理一郎の適時二塁打などで2点先制。先発した左腕宇野倖生は木本打線を2安打完封した。

海星は久居農林を9―4で突き放した。一回に3番川﨑迅翔の内野安打で1点先制。3―3で迎えた五回には敵失などに乗じ3点を加えた。

白山は今年夏の県大会準優勝校鈴鹿との接戦を2―1で制した。主戦の高橋憂成が初回から鈴鹿主戦高山航太朗と投手戦を繰り広げ、八回の4番中島脩のソロ本塁打で試合を決めた。

いなべ総合は久居を5―1で下した。二回に7番伊藤大珠のスクイズで1点先制。投げては右腕安藤悠希、左腕藤田光哉が1失点リレーした。

昴学園は桑名工に2―1で逆転勝ち。主戦右腕河田虎優希の暴投で三回1点先制されるが捕手の3番栗田耀が五回に同点適時二塁打、八回に決勝の犠飛を放った。

津田学園は初回から好機を逃さず明野に5―1で勝利。先発の主戦左腕桑山晄太朗は7回を投げて1安打8奪三振無失点の好投で試合の流れを作った。