伊勢新聞

福招き猫ずらり 伊勢・おかげ横丁 絵付け体験も

【招き猫作家らの表情豊かな招き猫が並ぶ会場=伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁で】

【伊勢】全国から集めた招き猫1万体がずらり―。三重県伊勢市の伊勢神宮内宮前のおかげ横丁で、恒例の「来る福招き猫まつり」が開かれている。作家らが手がけた個性豊かな招き猫を展示販売するほか、絵付け体験やスタンプラリーなどがある。29日まで。

語呂合わせで「来る福」となる9月29日の招き猫の記念日に合わせた催し。平成7年に始まり、今回で30回の節目を迎えた。

今年は「万歳三招(ばんざいさんしょう)」がテーマ。招き猫現代作家12組が出展する大黒ホールでは、万歳するように両手を上げた招き猫や、本物のネコのような姿の招き猫など個性的で表情豊かな作品が、来場者を出迎えている。作家の実演や、張り子の招き猫の絵付け体験、スマートフォンを使ったデジタルスタンプラリーなどもある。飲食店10店では、招き猫をデザインした小皿がもらえる限定メニューも楽しめる。

【張り子の招き猫の絵付けを楽しむ来場者ら=伊勢市宇治中之切町のおかげ横丁で】

最終日の29日午前9時29分からは、縁起物の「吉兆招福鈴」を929人に配布。午前11時29分からは、招き猫を模したみこしや山車が、おはらい町通りを練り歩く。

広報担当は「各地から招き猫ファンが来場する人気の催し。多彩な作品が集まる機会に、好みの招き猫を探しにきてほしい」と話していた。

問い合わせは同横丁=電話0596(23)8838=へ。