【亀山】秋の全国交通安全運動(21―30日)を前に20日、三重県亀山市関町泉ケ丘の市関文化交流センターで出発式があった。
同市交通安全対策協議会長の櫻井義之市長、亀山署の田名瀬孝代署長、亀山地区交通安全協会の打田善行会長のほか、市自治会連合会、市まちづくり協議会、PTA連合会など各関係者約100人が参加した。
櫻井市長は「秋の行楽シーズンに向け、不慣れな道路を通行する観光客の車と市民の車が混在することで、交通事故の増加に危惧している」とし、「運動を機に、市民一人一人の交通安全への意識を高めたい」とあいさつした。
田名瀬署長は「今年5月、国道1号の鈴鹿峠で、高齢者が運転する車が逆走し、オートバイと衝突する交通死亡事故が発生するなど、昨日現在で交通事故による死亡者は3人となっている」と述べ、「交通事故を一件でも減らすため、総力を挙げて取り組む」と話した。
市立関中学校の北嶋寛生徒会長(14)ら4人の3年生が、「交差点では、信号と一時停止を守って安全確認をしましょう」「交通事故から身を守るためヘルメットを着用しましょう」など4つの自転車安全利用を呼びかけた。
また、横断歩道での歩行者優先を推進する運動「アクション38」の指定式があり、田名瀬署長が「クミ化成三重工場」の塚越直巳工場長に指定書を渡した。
出発式を終えた参加者らは、白バイを先頭にパトカーらが赤色灯を点灯し市内に出動する車両部隊を見送った。