昭和レトロ喫茶オープン 亀山の古民家を改装

【レトロ喫茶「SINGER&SOUL BAR」の森口オーナー(左)と妻の志乃店長=亀山市下庄町で】

【亀山】三重県亀山市下庄町の集落の一角に21日、レトロ喫茶「SINGER&SOUL BAR」(森口辰也オーナー)がオープンした。

森口さんは、転勤族として全国各地で仕事をしてきた。2年前、生まれ育った亀山に戻り腰を据えようと、住まいの物件を探し、今年4月に同町の築約50年の古民家を気に入り購入。同年5月から、妻の志乃さんがやりたかった念願の喫茶店に向け、離れ家を改装した。

志乃さんはR&Bの歌手として活動する傍ら、店長としてこの日を迎え「地域の活性化と地域住民が歩いて気軽に訪れられる居場所として根付きたい」と言い、「若い人も来られるよう、金曜と土曜の夜はバーとして提供する」と話していた。

オープン初日に訪れた近所の70代の女性は「町内には飲食店がなく、歩いて来られるのがいい。明るい笑顔の志乃さんから、元気をもらった」とエビフライ定食に舌鼓。

店内には、昭和の懐かしい黒電話やレコードジャケット、ブリキのおもちゃなどがあってレトロな雰囲気が漂う。カウンターのほか、テーブル席も用意。メニューはカレーライスや焼きそばなど軽食のほか、エビフライ定食など。コーヒーなどのドリンク類もある。

営業日は月―土曜の午前11時―午後4時。金曜、土曜は午後7時―午前0時。日曜は休み。問い合わせは志乃店長=電話080(9494)2271=へ。