勤務日誌2冊を誤廃棄 三重県警、個人情報の流出はなし

三重県警は20日、警察署で保管する「勤務日誌」2冊を誤って廃棄したと発表した。警察官が対応した事件や事故に関する個人情報が含まれていたが、県警は「個人情報の流出はない」としている。

県警によると、誤って廃棄したのは四日市南署諏訪交番で作成された令和4年4月分の勤務日誌と、桑名署御衣野駐在所で作成された同年4月―12月分の勤務日誌。

先月下旬、四日市南署で勤務日誌がなくなっていることが分かり、4月に誤廃棄していたことが判明。県警が各署に確認を指示し、桑名署で昨年2月―3月に廃棄されていたことが発覚した。

勤務日誌には交番や駐在所の警察官が対応した事件や事故、相談などについて、概要や関係者の氏名、住所、生年月日などが記載されていた。

2冊は他の勤務日誌などを廃棄する際に一緒に廃棄したとみられる。誤廃棄が判明した時点ですでに保存期間が終了し、業務に支障はなかったという。

県警は「公文書の管理や廃棄前の確認が不十分だった。公文書管理に関する教養を徹底し、適正な管理に努める」とコメントした。