トマト農園を児童クラブが見学 三重・玉城町

【赤く色付いたミニトマトを容器に詰める児童と小原さん(左から2人目)=玉城町日向の「YUSEIFARM」で】

【度会郡】三重県玉城町の有田小学校区にある「いなほの郷児童クラブ」の4、5年生8人が18日、同町日向のトマト農園「YUSEIFARM」を見学し、楽しみながらトマトの成長過程や農園について学んだ。

農業に親しみを持ってもらおうと、町が4つの児童クラブを対象に本年度から実施。町内でイチゴやブドウ、トマト、キウイを栽培する農園が協力し、順次、見学を行っている。

同農園では、小原奈津紀さん(43)がミニトマトを栽培するハウスを紹介。作業内容や湿度で育てていることを説明し、苗を植えてから2カ月半までの成長過程を見学した。児童らは赤く色付いたミニトマトを試食し、お土産として容器に詰めて持ち帰った。

有田小4年の中西葵さん(10)は「ミニトマトは甘くておいしかった」、小原さんは「大事に育てればおいしい物ができることを知ってもらえれば」と話した。