甲州ワイン、学び味わう 津で勝沼醸造代表がセミナー 三重

【甲州ワインについて話す有賀氏=津市羽所町のホテルグリーンパーク津で】

【津】津市羽所町の東海東京証券三重中央支店は18日、同町のホテルグリーンパーク津でセミナー「地方と地方の文化を繋ぐ~日本ワインを愉しむ会」を開いた。伊勢志摩サミットでスパークリングワインを提供した勝沼醸造(山梨県甲州市)代表の有賀雄二氏(69)の講話や同社のワインのテイスティングなどに、顧客ら28人が参加した。

有賀氏は「日本で製造するワインの8割が外国のブドウで造られている」と紹介。その中で同社が国産ブドウ品種「甲州」に特化し発表したオリジナルブランド「アルガブランカ」は世界で販売され、評価を受けているとして「産地の自然と人間が関わることがワイン。コストは世界一高いがそれを上回る驚きや感動を作ればやっていける」と話した。講話後は参加者が同ブランドのワインを試飲した。

同セミナーは同支店の佐藤義幸支店長(40)の前任地が甲府支店だった縁で地域の文化交流を図ろうと同支店では初めて企画。佐藤支店長は「地域を異動する支店長の使命として継続的に地域の文化を発信したい」と話した。