かぶせ茶1位は前田さん JA鈴鹿が一番茶品評会、煎茶は緑粋園 三重

【茶葉の外観を審査する茶業関係者ら=鈴鹿市花川町のJA全農みえ北勢茶センターで】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市のJA鈴鹿(谷口俊二組合長)は18日、同市花川町のJA全農みえ北勢茶センターで茶品評会を開き、かぶせ茶部門は同市山本町の前田有さん(65)、煎茶部門は同町の緑粋園(市川浩美代表)がそれぞれ1位に選ばれた。

JA鈴鹿によると、本年度の管内における茶の生育状況は、4月以降の気温上昇や適量の降雨により、霜害もなく順調に生育し、良質なお茶ができたという。

品評会には管内の亀山、鈴鹿両市の茶生産者21人と3社が、今年の一番茶26点を出品した。内訳はかぶせ茶部門が16点、煎茶部門が10点。

審査員は、JA鈴鹿の林直樹常務など茶業関係者6人が務め、茶葉の外観、香り、滋味、水色の4項目を計200点で評価。前田さんは193点、緑粋園は197点だった。

林常務は「品評会を通じ、生産者の栽培技術向上につなげてもらえれば」と話した。