伊勢新聞

和洋楽器競演で魅了 亀山で「音綯・彩りの風」

【和洋楽器が競演した「音綯・彩りの風」=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】三重県亀山市東御幸町の市文化会館の指定管理者「亀山市地域社会振興会」は16日、同館で、つなぐをテーマにコンサート「音綯(おとない)・彩りの風」を開催し、観客約450人を魅了した。

同コンサートは同館の自主事業として今年で7回目を迎えた。鈴鹿市出身の和太鼓奏者、凜さんが総合演出。凜さんの和太鼓と篠笛に合わせて、津軽三味線の和楽器とフルート、ピアノの洋楽器が競演し、曲目は、ソーラン節や海の声のほか、ジブリメドレー、リベルタンゴなど十数曲を披露した。

また、昭和32年から続いている、ぼんぼりを手に持ち踊る、亀山の伝統踊り「灯おどり」(亀山音頭、亀山小唄)を、和太鼓と津軽三味線の演奏で、灯おどり保存会の男女計17人が踊った。

先崎和子さん(77)=同市みどり町=は「和太鼓も三味線もフルートも迫力があり、素晴らしかった」と話していた。