小中高生、世界の技学ぶ 四日市で旭化成柔道教室 メダリストら講師 三重

【行成さんから直接指導を受ける参加者=四日市市新浜町の三滝武道館で】

【四日市】旭化成柔道教室(伊勢新聞社後援)が14、15日の両日、四日市市内であった。旭化成と三重県柔道協会が県内で初めて開き、小中高生約230人がオリンピックメダリストらから世界で戦った技を学んだ。

アトランタ五輪(1996年)に3兄弟そろって出場し、金メダルを獲得した旭化成柔道部の総監督中村兼三さん(50)をはじめ、銀メダルの兄、行成さん(52)、その兄で1993年の世界選手権で優勝した佳央さん(53)、アテネ五輪(2004年)に出場した同部コーチの塘内将彦さん(47)の4人が講師を務めた。

2日目は同市新浜町の三滝武道館であり、講師陣は背負い投げや大外刈り、大内刈りなどの技を伝授。兼三さんは「柔道を楽しむことが、強くなることにつながる」と子どもらに伝えた。

参加した多気町の勢和中学校2年の野呂拓生さん(14)は「技を見せてもらってためになった。学んだことを生かしたい」と話した。