伊勢新聞

ハンド新「リーグH」始まる 三重バイオレットアイリス、ホーム開幕戦黒星

【ブルーサクヤ鹿児島戦でゴールを狙う三重バイオレットアイリスの南川選手=鈴鹿市江島台のAGF鈴鹿体育館で】

ハンドボールの国内最高峰リーグ「リーグH」が今月開幕し、レギュラーシーズンが始まった。県内から唯一参戦している三重バイオレットアイリス(女子)は14日、本拠地の鈴鹿市に昨年日本リーグ3位のブルーサクヤ鹿児島(旧ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)を迎えて開幕戦を行い、25―34で敗れた。女子のレギュラーシーズンは11チームによる3回戦総当たりで来年5月25日まで行われる。

プロ化を見据え、昨シーズンまで行われてきた日本リーグを刷新した。地域貢献を進めるため各チームに地域名が入る。競技力向上のため試合数も増やし、女子は日本リーグ時代の20試合から30試合に増えた。プレーオフに進むチームも増えて、女子は昨シーズンまでの上位4チームから上位5チームになった。

日本リーグ時代を含めて4季ぶりのプレーオフ進出をチーム一丸で目指す三重バイオレットアイリスの初見実椰子副主将は「チームが若返り未熟な部分がたくさんあるが、今の私たちしかできないプレー、やるべきプレーを明確に頑張っていく」。後半途中出場し、初見副主将からパスを受けてリーグ初得点を挙げた大卒ルーキー南川満帆選手=菰野町出身=も「持ち味のロングシュートで試合の流れを変えられる選手になる」と誓った。